南紀白浜のホテル川久。オレンジ色の屋根と煉瓦の壁が独特な、あの豪華な大きな建物です。
2026年2月に泊まったときの支払いは、2名で51,480円。1人あたり25,740円で、王様のビュッフェの夕食と朝食が付いてこの金額でした。
そして正直に書くと、すべてが完璧だったわけではありません。金箔の天井には言葉を失いました。
一方で部屋には古さを感じ、温泉も期待したほどではありません。
良かったところも、気になったところも、両方お伝えします。そのうえでどの部屋を選べばいいかという、紹介をします。


夫婦で年間20泊以上、温泉宿を中心に旅しています。
実際に泊まって「また行きたい」と思えた宿だけを紹介。
料金・食事・温泉を重視して、コスパ目線で正直に書いています。
※この記事も、実際の体験をもとに書いています
王様のビュッフェの値段と中身

ホテル川久の看板が、この王様のビュッフェです。
王様のビュッフェの値段は?

王様のビュッフェは宿泊プランに含まれています。別料金ではありません。私たちが予約したのは「【王様のビュッフェ】紀州の食材をふんだんに使った美しい饗宴<食の祭典>」というプランです。夕食も朝食もこのビュッフェでした。
ただし泊まらずにランチだけ食べる方法はあります。これは後の見出しでくわしく書きます。
王様のビュッフェ:焼きたての国産牛ステーキ
大理石のカウンターに、国産牛ロースステーキの塊が大皿で積まれている。その奥にコックコート姿の料理人が立っていて、注文するとその場で焼いてくれます。隣のケースにはローストビーフ。

ステーキは牛肉がとくにやわらかく、絶品だったのでおすすめ。
ビュッフェの肉というと、あらかじめ焼かれて保温されているものを想像します。川久では、その場で肉を焼いて提供するため、焼き立てのおいしさを楽しめます。

王様のビュッフェ:職人が目の前で握る寿司
もうひとつ印象に残ったのが寿司です。
職人さんが目の前で握ってくれます。紀州の食材を使った献立という触れ込みでしたが、その看板をいちばん感じたのがこの寿司カウンターでした。
ビュッフェで寿司というと、すでに並んでいるものを想像しますよね。ここは注文が入ってから握る形です。

王様のビュッフェ:ライブキッチンは6つ
ステーキと寿司だけではありませんでした。
その場で作ってくれる料理を数えると、朝夕あわせて6つあります。
天ぷらはその場で衣をつけて揚げます。
木を削った看板が出ているので、すぐ見つかりました。

紀州の食材を使った献立という触れ込みも、看板料理を見ると納得できます。
- 和歌山県産熊野牛と龍神椎茸のチーズフォンデュ
- 紀州クエのちり蒸し 白浜農園の朝採れレタス添え


私が取ってきた皿がこれです。
揚げたての天ぷらと、赤いストウブに入った熊野牛のチーズフォンデュ。
この2品だけでも、また来たいと思わせる力がありました。

王様のビュッフェ:飲み放題はある?アルコールは別料金
ここは読者の方がいちばん気にするところだと思うので、はっきり書いておきます。



| 種類 | 料金 |
|---|---|
| ドリンクバーのソフトドリンク (ウーロン茶・ゆず・アップル等) | 宿泊料金に込み |
| メニューから頼むノンアルコール (みかんしぼり・ノンアルカクテル) | 別料金 800〜970円 |
| アルコール単品 | 別料金 880〜2,200円 |
| ワインビュッフェ | 3,800円 |
ここは間違えやすいので、はっきり書いておきます。
ノンアルコールでも有料のものがあります。
会場のドリンクバーは無料ですが、メニューから頼むみかんしぼりやノンアルカクテルは別料金でした。
「王様のビュッフェ」はオールインクルーシブではありません。お酒を飲む方は、この3,800円のワインビュッフェを予算に足しておいてください。
夕食で地酒やワインを楽しみたいご夫婦なら、2人で7,600円の追加です。宿泊代51,480円に対して小さくない金額なので、ここを知らずに行くと、会計で驚きます。
和歌山の地酒などはグラスで頼めるので、1杯だけ楽しむなら単品のほうが安く済みます。
| 品目 | 価格 |
|---|---|
| 焼酎 | グラス 880円 |
| 梅酒「紀州の梅酒」/ゆず酒「鶴梅ゆず」 | グラス 970円 |
| じゃばら酒(北山村産) | グラス 1,100円 |
| 地ビール ナギサビール | 1,100円 |
| 熊野ウイスキー | シングル30ml 1,400円 |
| 日本酒「龍神丸」大吟醸 | 150mlグラス 2,200円 |
2杯以上飲むならワインビュッフェ、1杯で十分なら単品。この線で考えると迷いません。
※価格は2026年2月の宿泊時にメニューで確認したものです。
お酒を飲まないご夫婦なら、ドリンクバーだけで足ります。追加費用はかかりません。


デザートも種類が豊富で、どれもおいしかったです。
日帰りランチの値段と、予約枠の少なさ
宿泊せずにビュッフェだけ食べたいという方へ。日帰りのランチプランがあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラン名 | 【お日にち限定】<日帰り>王様のビュッフェランチ |
| 時間 | 11:30イン/ラストオーダー13:00/13:30アウト |
| 会場 | メインダイニング&グリル フォルナーチェ |
| 料金 | 大人2名 税込14,000円〜(1名7,000円) |
| 定員 | 1名〜9名 |
| キャンセル | 利用日の4日前まで無料 |
ただ、日にち限定の枠が、想像以上に少ないんです。
2026年8月時点で、予約カレンダーを確認しました。11月は1日も空きなし。12月に入っても、19日と20日の2日だけです。
日程を合わせて予約をするのが良いです。夕食と同じ会場で、同じ料理人が焼いてくれるわけですから。
朝食のすきやきとフレンチトースト
朝食も同じ会場のビュッフェでした。夕食との違いは、和惣菜の充実ぶりです。
面白かったのは器です。根菜の煮物も、切干大根も、かぼちゃの炊いたものも、すべてストウブの鋳物鍋のまま並んでいる。保温プレートの上に黒い鍋がずらりと置かれていて、蓋を開けて自分でよそう形式でした。


ホテルの朝食というと銀色のバットのイメージですが、ここは違いました。鍋のまま出てくるだけで、食卓の温かさが出るものですね。
そしてとくに良かったのが、すきやきとフレンチトーストです。朝からすきやきが食べられる宿は、そう多くありません。

朝食にも、その場で作ってくれるコーナーが3つありました。
おにぎりは目の前で握ってくれます。具は梅・鮭・昆布・明太子から選べました。

オムレツは具材を選んで渡すと、その場で焼いてくれる方式です。

そしてもうひとつ、朝食には看板メニューが2つあります。
ひとつが川久オリジナルのブラックカレー。
ストウブの鍋にたっぷり入っていて、名前のとおり黒に近い色をしています。私たちは満腹で、断念。

もうひとつが王様のメロンジュースです。
ガラスの器にメロンを丸ごと絞ったジュースが入っています。

色は淡い黄緑で、飲むと香りがしっかり残ります。ぜいたくな朝食に彩が増します。
私の朝食はこちら。海鮮丼とおにぎり、そしてメロンジュース。
旅館の朝食とホテルの朝食を、一皿で両方いただいた気分でした。

部屋ランクはどれを選ぶ?
ここが、本記事でいちばんお伝えしたい部分です。
部屋ランクと料金の一覧
ホテル川久はスイートだけで8種類以上あります。名前だけでは違いが分からないので、同じ日(2026年9月26日)で料金を並べました。すべて1名あたり・2名1室利用時の金額です。
| 部屋 | 広さ | 定員 | 1名料金 |
|---|---|---|---|
| サザンスイート(私たちが泊まった部屋) | 60〜70㎡ | 2名 | 36,100円〜 |
| 海側 カワキュウスイート(デイベッド付き) | 70〜90㎡ | 2〜4名 | 38,000円〜 |
| 海側 ロイヤルスイート | 112〜122㎡ | 2〜4名 | 38,950円〜 |
| モダンジャパニーズスイート(和洋室) | — | — | 48,450円〜 |
| プレジデンシャル メゾネット | 180㎡ | 2〜4名 | 52,250円〜 |
料金表で見るなら、ロイヤルスイートが合理的です
表をもう一度見てください。
カワキュウスイートが38,000円で70〜90㎡。ロイヤルスイートが38,950円で112〜122㎡。
差額は950円です。それだけで、部屋の広さが40㎡以上増えます。
950円といえばコーヒー2杯分です。それで一部屋分ほど広くなるなら、カワキュウスイートを選ぶ理由が見つかりません。
ただし、ここは正直に線を引いておきます。
私たちが実際に泊まって中を見たのは、いちばん手頃なサザンスイートだけです。上位の部屋の状態がどうなのかは分かりません。次の見出しに書くとおり、サザンスイートには古さを感じました。それが上位ランクでも同じなのかは確認できていません。
そのうえで、料金表だけを見て判断するなら、950円差のロイヤルスイートがいちばん合理的だと思います。
※料金は2026年8月時点で確認したものです。日付やプランで変動しますので、予約時に最新の金額を確認してください。
部屋ランクで変わるのは、広さだけではありません
もうひとつ、予約前に知っておくべきことがあります。この宿にはインペリアルラウンジがあり、そこはアルコールも無料です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用時間 | 15:00〜22:00 |
| 軽食・ドリンク | ライトスナック、ソフトドリンク、アルコールドリンク各種が無料 |
| その他 | 無料Wi-Fi、雑誌・新聞、ミーティングルーム |
| 対象客室 | プレジデンシャル スパスイート/プレジデンシャル メゾネット・ジャグジー |
つまりラウンジを使えるのは、プレジデンシャルの2部屋タイプに泊まった方だけです。私たちのサザンスイートはもちろん、先ほど勧めたロイヤルスイートでも使えません。
先に書いたとおり、この宿はアルコールが別料金(ワインビュッフェ3,800円)です。その宿でラウンジのアルコールが無料というのは、実質的な値引きに近い。だとすると「プレジデンシャルにする価値はあるのか」を計算したくなりますよね。
やってみました。
- ロイヤルスイート 38,950円 → プレジデンシャル メゾネット 52,250円
- 差額は1名13,300円、2名で26,600円
- 対してワインビュッフェは1名3,800円、2名で7,600円
1泊なら割に合いません。26,600円払って取り戻せるのが7,600円分では、計算が合わない。ラウンジで長い時間を過ごしたい方や、連泊される方でないと元は取れないと思います。
1泊の夫婦旅なら、やはりロイヤルスイートが現実的です。
サザンスイートに泊まった正直な感想
フロントで渡された鍵を見て、まず驚きました。
カードキーではありません。金属の鍵です。しかも付いているのが、使い込まれて飴色になった本革のタグ。
表には「黎明 813」、裏には「REIMEI 813 Kawakyu」の刻印。

この宿は、部屋番号とは別に一室ずつ名前が付いているんです。私たちの部屋は「黎明」。ドアの横にも、同じ名前の銅板が掛かっていました。

カードキーのほうが便利なのは間違いありません。でも、この鍵を手渡された瞬間に「ああ、そういう時代に建てられた宿なんだな」と伝わってきました。効率とは違う価値が、こういうところに残っています。
そして部屋に入った第一声は、これでした。
そら広い!……でも少し古いな
60〜70㎡は確かに広いんです。夫婦2人にはもてあますくらいの空間があります。ただ同時に、建物の年季も感じました。
具体的に気になった点を挙げておきます。
- ベッドの寝心地は普通。特別に良くも悪くもありませんでした
- 水回りはきれいに保たれている。清掃は行き届いています
- ただしほつれなどが直っていない箇所があり、古さが気になりました
誤解のないように書きますが、汚いわけではありません。掃除はきちんとされています。そのうえで、内装の細かい傷みが手つかずのまま残っている、という状態です。
このホテルが建てられたのはバブル期です。当時の贅沢さは、そのまま残っています。でも細部の更新は追いついていない。それがサザンスイートの実感でした。


嬉しい誤算:海が見えました
ひとつ、期待していなかった良さがありました。海が見えたんです。
公式の部屋表記で「海側」と付くのは、カワキュウスイートとロイヤルスイートだけ。サザンスイートには付いていません。だから景色は期待していませんでした。
ところが窓の外には、レンガの窓枠の向こうに白浜の湾が広がっていました。手前には川久自身の黄色い尖塔と瓦屋根、その先に湾と対岸のホテル群、さらに奥に山並み。冬の晴れた日で、海の色が澄んでいました。


「海側」と書かれていない部屋でもこの眺めなら、十分だと思います。
金箔天井と温泉はどうだった?


金箔天井は、圧巻の一言でした
この宿を語るうえで外せないのが建物そのものです。ホテル川久の金箔天井は、金箔の表面積で世界一としてギネス世界記録に認定されています。
そして実際に見上げた感想は、圧巻の一言でした。
写真では大きさが伝わりません。実際にその下に立つと、天井の高さと金の広がりに、しばらく言葉が出ませんでした。王宮といっても過言ではない豪華さです。




部屋に古さを感じたと書きましたが、この空間だけは別格です。ここでラグジュアリーな時間を過ごせる、という一点だけでも、この宿に泊まる価値はあると思いました。
無料のミュージアムツアーがあります
ロビーで案内板を見つけました。館内を巡るミュージアムツアーです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
| 開催 | 14:00と16:00の1日2回 |
| 受付 | ロビーに案内板が出ています |
正直に書くと、私たちは参加できませんでした。
チェックイン前、14時過ぎにホテルへ到着しました。ところがすでに14時の回が始まっていて、残念でした。
建物そのものが主役の宿で、その建物の説明を無料で聞ける。宿泊する方は、早めに訪問しましょう。
温泉:期待より良くなかった
ここも正直に書きます。温泉は期待したほどではありませんでした。
とくに1階の浴場がかなり狭いんです。その結果、女湯はとても混雑していました。
金箔天井のあの豪華さを見たあとだと、落差を感じてしまうかもしれません。温泉をゆっくり楽しみたい、という目的でこの宿を選ぶのは、正直おすすめしにくいです。
この宿の主役は、温泉ではなく建物と食事です。そこを期待して行くなら、満足度は高いと思います。
プールは別料金
館内には室内プールもあります。オゾン殺菌を使ったプールで、13m×4m・深さ約80cm。水着のまま入れるサウナと、見晴らしのよいジャグジーが併設されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用時間 | 9:00〜22:00 |
| 大きさ | 13m×4m・深さ約80cm |
| 併設 | 水着で入れるサウナ、ジャグジー |
| 料金(宿泊者) | 2,500円(税込)/1室あたり |
| 小学生 | 750円(税込)/未就学児 無料 |
| 受付 | 1階フロント |
こちらも別料金です。ただし宿泊者は1室あたりなので、夫婦2人で2,500円。私たちは冬の宿泊だったこともあり利用しませんでした。
ひとつ補足。温泉は期待したほどではなかったと書きました。ただ、水着で入れるサウナはこちら側にあります。サウナ目当ての方は、プール料金を払えばそちらを使うという手もあります。
なお8月1日〜31日は、プールとサウナが宿泊者限定になります。混雑のためだと公式サイトに書かれていました。日帰りで泳ぎに行こうと考えている方はご注意を。
アルコールもプールも別料金。この宿は「込み」の範囲が意外と狭いので、そこは知ったうえで行くのがいいと思います。
実際に払った宿泊料金
宿泊記でいちばん知りたいのは、結局いくらかかるのか。明細をそのまま載せます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 宿泊日 | 2026年2月12日(木)〜13日(金)・1泊 |
| 部屋 | サザンスイート・禁煙(ツイン) |
| 人数・食事 | 大人2名・夕朝食付 |
| 宿泊料金 | 26,000円 × 2名 = 52,000円 |
| ポイント利用 | −520円 |
| 支払額 | 51,480円 |
ここにお酒代は含まれていません。ワインビュッフェを付けるなら1人3,800円が加わります。
平日の木曜泊です。同じサザンスイートでも、先ほどの表のとおり9月の土曜なら1名36,100円。曜日と季節で1名あたり1万円以上動きます。
この宿を安く泊まるいちばん簡単な方法は、平日を選ぶことです。
公式と予約サイト、どちらが安いのか
同じ条件で比べました。
| 予約先 | 料金 |
|---|---|
| 公式サイト | 62,700円 |
| Yahoo!トラベル | 59,400円 |
予約サイトのほうが3,300円安いという結果でした。
ただし、これは宿によって逆転します。私たちが泊まった宮城県のゆと森倶楽部は、逆でした。公式サイトが最安で、予約サイトのほうが1万円以上高かった。


最安値が公式か、予約サイトか、宿ごとに違います。面倒でも、予約前に両方見てください。数分で3,000円変わります。
ホテル川久の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | ホテル川久 |
| 所在地 | 和歌山県/南紀白浜 |
| 電話 | 0739-42-3322 |
| チェックイン | 15:00〜19:00 |
| チェックアウト | 〜10:30 |
| 客室 | スイート8種類以上 |
| 食事 | 王様のビュッフェ(夕食・朝食) |
| 駐車場 | 無料。ホテル前に自由に停める形式 |
| プール | 室内・13m×4m・9:00〜22:00/サウナ・ジャグジー併設 ※別料金 宿泊者2,500円/1室 |
| アメニティ | ドクターシーラボのスキンケア(クレンジング・洗顔・保湿ゲル等) |
| ミュージアムツアー | 無料・14:00と16:00の1日2回 |
アクセス
私たちは車で行きました。関西空港からおよそ1時間半です。
駐車場は無料で、ホテルの目の前に自由に停めるスタイルでした。区画が指定されているわけではないので、到着したら空いているところに停めます。


飛行機で来られる方は、南紀白浜空港または関西空港でレンタカーを借りるのが現実的だと思います。
まとめ:川久はこんな夫婦におすすめ
4つの視点で正直に評価します。
食事:文句なしです。焼きたての国産牛ステーキ(2回おかわりしました)、目の前で握る寿司、朝のすきやきとフレンチトースト。ビュッフェを「量で勝負するもの」だと思っている方の印象が変わります。ただしアルコールは別料金(ワインビュッフェ3,800円)なのでご注意を。
温泉:期待しないでください。1階の浴場は狭く、女湯は混雑していました。この宿の主役は温泉ではありません。
静かな環境:ここは期待どおりでした。落ち着いた大人のご夫婦やカップルが多く、子ども連れはあまり見かけませんでした。ロビーも静かで、騒がしさとは無縁です。
ただしひとつ、知っておいてほしいことがあります。私たちが泊まったサザンスイートでは、夜に過ごせる共用スペースがありませんでした。食事のあとにラウンジで一杯、という過ごし方はできず、部屋に戻って過ごしています。オールインクルーシブの宿に慣れていると、少し手持ち無沙汰に感じるかもしれません。
(ラウンジ自体は存在しますが、利用できる部屋が限られています。くわしくは部屋ランクの章に書きました)
裏を返せば、「部屋でふたり静かに過ごしたい」というご夫婦には、むしろ向いています。
コスパ:夕朝食付きで1名25,740円(平日)。あの金箔天井とあの食事で、と考えると納得感があります。ただし週末は1名36,000円台まで上がるので、平日に行けるかどうかで評価が変わる宿です。
まとめると、建物の非日常感と食事を楽しみに行く宿。温泉宿としての完成度や、部屋の新しさを求める方には向きません。そこを分かったうえで行けば、満足度は高いでしょう。
バブル期の贅沢が残った空間を、平日なら1人2万円台で味わえます。なかなかない体験です。


部屋は、料金表を見るかぎり950円差のロイヤルスイートが合理的です。私たちが泊まったのはサザンスイートなので、上位の部屋は未確認です。そのうえで価格差だけで言えば、ここが狙い目だと思います。
同じ南紀白浜・関西方面の記事






